使用目的
ドキシサイクリンは、テトラサイクリン系合成広域スペクトル抗生物質で、尿路、にきび、淋病、クラミジア、歯(歯周病)、傷、腫れ物、酒さによるにきびのような病班など、多くの異なる細菌感染治療のために使用されています。
使用量と使用方法
この薬剤は、食道の炎症を減少させるために、食後、大きなグラス一杯の水とともに服用してください。毎日1回、または2回に分けて(12時間おきに)服用してください。一度に大量に服用したり、投与期間を過ぎて服用を続けたりしないでください。この薬剤の特定のブランドは、乳製品と一緒に使用することはできません。潰したり、割ったり、遅延放出カプセルを開けたりしないで、錠剤を丸ごと食べてください。経口懸濁液の場合は、服用する前に振って、特別計量スプーンで量ってください。腎臓を損傷する可能性がありますので、有効期限が切れている場合は決して服用しないでください。
使用上の注意
歯の成長中にドキシサイクリンを用いると、永久的な歯の色の変化をもたらす可能性があります。ブドウ球菌、大腸菌、赤痢菌によって引き起こされる感染症は、本薬剤に過敏な時のみ起きる可能性があります。治療中とその4~5日後は、紫外線に長時間肌を露出するのを避けてください。本薬剤による長期治療が処方される場合は、末梢血細胞の含有量、肝機能検査、血清中の窒素と尿素の判定の定期的モニタリングを行ってください。
禁忌
ドキシサイクリンとテトラサイクリンの過敏症、妊娠(後期)、授乳、乳児期(9歳未満の小児用)、白血球減少症、ポルフィリン症、重度の肝不全。
起こり得る副作用
ドキシサイクリンによって引き起こされる副作用として、頭痛、めまい、かすみ目、発熱、悪寒、体の痛み、赤い発疹、青白または黄色皮膚、濃い色の尿、胃上部の激しい痛み、食欲不振、黄疸、あざになりやすい、出血などがあります。上記の重篤な症状が起こった場合は、主治医に連絡してください。
他の薬との併用
ドキシサイクリンの吸収が鈍くなるので、アルミニウム、マグネシウム、カルシウムベースの制酸剤との同時投与は勧められていません。鉱物(カルシウムや鉄など)または次サリチル酸ビスマスも同様です。ドキシサイクリンは、ワルファリンの活性を増強することが報告されています。フェニトイン(ジランチン)、カルバマゼピン(テグレトール)、バルビツール酸塩(フェノバルビタールなど)は、ドキシサイクリンの代謝を高める可能性があります。
服用し忘れた時
本薬剤は、決して二重服用しないでください。次の服用時間が近い時は、服用し忘れた分は飛ばし、通常の服用スケジュールを再び始めてください。
大量に服用した場合
重篤な吐き気、嘔吐、下痢が続く場合は、主治医にご相談ください。
保管方法
直射日光と湿気を避け、59-77F(15-25℃)の室温で保管してください。有効期限後に使用しないでください。
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